生産国 |
フランス
(Made in France) |
素材 |
クリスタルガラス(lead glass) |
サイズ |
口直径 約4cm / 高さ 約4.5cm |
ブランドボックス |
付属しております |
商品につきまして |
光にかざすと見える程度の傷、気泡、凹み、歪み、重量個体差が生じる場合がございますが、クリスタル製品の製法上、不良商品ではございません。
返品・交換の対象外となります。
メーカー検品を通過した商品ですので、予めご了承くださいませ |
ラリックの魅力は伝統的サティナージュ
ラリック社は1926年、アール・ヌーヴォーがトレンドのパリで
“ルネ・ラリック(Rene Lalique)”により設立されました。
アール・ヌーヴォーとは19世紀末から20世紀初頭、
ヨーロッパを中心に開花した美術革命的な運動で“新しい芸術”を意味します。
ルネ・ラリックは20世紀初頭にフランス・アルザス地方の
ヴィンゲン=シュール=モデールに工場を建設して以来、
多種多様な加工技術を開発し、一流の職人を育成。
クリスタルの原材料となる坩堝作りにおいても
専門の職人を配置する徹底した手作業の工程は、
現在でも継承されており、1脚のグラスであっても
10人以上の工程を経て製造されます。
ラリックの特徴の一つである曇りガラスは、
フランス語で“サティナージュ”と呼ばれる
歴史ある伝統的な艶消し(フロステッド)加工技法で、
光はガラスを透過せず、一体化した優しい輝きを生み、
世界最高峰の逸品の彩りが完成します。
創始者ルネ・ラリック(1860-1945)
ラリック社の創立者ルネ・ラリックは“モダンジュエリーの先駆者”と
称賛されたアール・ヌーヴォーの宝飾工芸を代表する職人であり、
後にガラス工芸に転向してアール・デコも牽引した工芸家。
世界的ブランド“カルティエ、ブシュロン”などの宝飾デザインも手がけました。
1860年にシャンパーニュ州に生誕し、
パリとロンドンで装飾工芸を習得し、1885年からアール・ヌーボー様式で名高いジュエリー作品を次々に発表します。
宝飾デザインの世界に革命的な変革をもたらし、
1900年の“パリ万国博覧会”でその名は世界的に有名となり、
5年後には老舗ジュエラーのひしめくヴァンドーム広場24番地に店を構え、
当時のラリックは最先端のモダンジュエリーの代名詞と言われました。
1907年には香水商フランソワ・コティの依頼を受け、香水瓶をデザイン。
繊細で美しい香水瓶を量産する事に成功すると、
ルネ・ラリックのデザインした香水瓶は世界中の女性の憧れとなり、
ラリックはガラス工芸の道を歩み始めました。