生産国 |
ハンガリー(Made in Hungary) |
素材 |
磁器(Porcelain) |
サイズ |
幅 約20×15cm / 高さ 3cm |
ブランドBOX |
付属しておりません |
商品につきまして |
商品は1点ずつ手描きのため個体差があり、同型番の商品であってもお届けする商品が画像と異なる場合がございます。
絵柄、モチーフの違い、位置等、一点物の為、予めご了承くださいませ。 |
ハプスブルグ家の食器 "ウィーンの薔薇"
ウィーンの薔薇は、オーストリアの名家ハプスブルグ家の食器として制作されました。
ハプスブルグ家は中世から20世紀初頭にかけてヨーロッパで高い地位を保持していた貴族の家系で現在でも王位継承権を保有している、ヨーロッパ随一の名門王家です。
ウィーンの薔薇は1918年までは門外不出のとても高貴で貴重なものでしたが、ハプスブルグ帝国の崩壊に伴い一般にも流通するようになりました。
もともとはオーストリアのウィーン窯(現在のアウガルテン窯)で作られていたもので、ウィーン窯が一時閉鎖した時にヘレンドに受け継がれたという背景があります。
しかしそれでも高価であることには変わらず、様々な王侯貴族たちに愛されて今日に至ります。
ウィーンのバラの正式名称は「VIEILLE ROSE D'HABSBOURG」です。これは型番のVRHにも反映されています。
柔らかいタッチの薔薇に金彩をあしらったデザインが特徴です。
世界最高峰の絵付け
ヘレンドはヨーロッパ貴族の間で昔から愛用されているブランド。
ヴィクトリア女王、ハプスブルグ家、ロスチャイルド家などヨーロッパの名門と呼ばれる 上流階級の間でも親しまれる理由は、世界最高峰の手描きの絵付けです。
1826年、ハンガリーの首都ブダペストから車で2時間程の場所にあるヘレンド村で、ヴィンツェンツ・シュティングル(Vinzenz Stingl)がヘレンドを創業。
焼き物の盛んだった地帯であり、16世紀からマヨルカ陶器の産地としても知られ、シュティングルは質の高い磁器生産に向けて試行錯誤し、フィッシェル・モールが1839年に引き継ぎ、発展させ、現在の基礎を築きました。
その頃ヘレンドの顧客はハンガリーの貴族が主でしたが、1842年にはヘレンド磁器製造所として帝室、王室御用達と承認され、皇帝フランツ・ヨーゼフの庇護を受けます。
その後、世界万国博覧会の舞台でヘレンドの名声が世に轟く事となりました。
絵付けは全てが手描き
ヘレンドの商品は一流ペインターの手描きで描かれ、商品一つ一つ絵の位置・色・形等が異なり、 たとえ同じシリーズの同じ商品であっても世界に二つと全く同じ物のない逸品です。
ペインターの個性をご堪能ください。