WEDGWOOD | セイラーズ フェアウェル
Sailor's Farewellとは、直訳すれば「船乗りのお別れ」。海を舞台にしたストーリー性のあるシリーズです。
デザインを手がけたのは今を時めく Kit Kemp氏。ロンドンやNYで複数のデザイナーズホテルを運営しているグループのオーナーでもあり、ディレクター兼インテリアデザイナー。
彼女とコラボしたウェッジウッドの食器は、これで2シリーズ目となります。
“セイラーズ フェアウェル”のデザインは、彼女がデザインしたファブリックから図案が採られています。
イギリスの老舗生地メーカーから発売されたそのファブリックは、上質なベージュのリネンの上に可愛らしいイラストが全て手刺繍されたものでした。
そのファブリックの質感をそのままに、テーブルウェアに再現したのがこちらのシリーズ。
よく見ると、イラストの背景のペールブルーはリネンのような生地の質感がプリントされていて、ナチュラルで優しい風合い。
波の線が刺繍糸で描かれていたり、ステッチがあったり、、、ユニークなエッセンスが沢山つまっています。
さすが遊び心溢れる彼女のシリーズだけあります。
イラストは原色ではなく少し落ち着いた配色で、シルキーホワイトのファイン・ボーンチャイナに描かれています。
さらに手塗りの22カラットゴールドの金縁があしらわれており、高級感を感じさせます。
この配色と素材のクオリティこそが、イラストものなのに子供っぽさを感じさせない、大人の女性に好まれる理由かもしれません。
彼女曰く、このイラストのアイデアは、ジョン・クラクストンというイギリス人画家の1枚の絵に出会ったことがきっかけだったそう。
それは、黄色いワンピースを着た一人の女性が海辺の岩に立ち、赤いスカーフを振りながら船乗りの夫に別れを告げているというワンシーンの版画でした。
地中海のクレタ島とロンドンを行き来していた画家ジョン・クラクストン。
おそらくその絵の舞台はクレタ島でしょうか。
別れを告げた船乗りは、航海を進めていくうちに様々な生き物に出会います。
ヤシの木と家、灯台、くじら、潜水艦とダイバー、さらにタコまでも!
このイラストがなんとも味わい深くてとっても素敵なんです。
2本の剣スタッフの間でも大盛り上がりを見せていました。
アイテムによって柄やイラストが異なるので、きっとお気に入りが見つかるはず。
ウェッジウッドは絶大な人気と支持を集める、イギリスの名門ブランド。
イギリスで1759年に設立されたロイヤルドルトン、ミントンと並ぶ、
世界でも最大級の陶磁器メーカーです。
商品のネーミングやデザインイメージは、初代ジョサイアウェッジウッド一世の頃より、
意識的に『古代ギリシャ・ローマ』をモチーフに生まれ、高級感を漂わせる事も常に意識しています。
名声は英国王室にとどまらず、
ヨーロッパ各地の王侯貴族からも高い評価を得ました。
創始者であるジョサイア・ウェッジウッドは独自のデザインをいくつも考案し、「英国陶工の父」と讃えられました。
最高の賛辞ある歴史を築いた名声は、王室の多大な庇護を受ける事となります。
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