Meissen|スワンサービス
1733年にマイセンの最高責任者となったハインリッヒ・フォン・ブリュール伯爵のために作られたマイセンの代表作<スワンサービス>シリーズ。
1737年から41年にかけて、サービスセットが作られました。
原形は原型製作者(モデルマイスター)としてマイセンにて活躍した天才的彫刻家ケンドラーとエベラインの協力を得て、作られました。
のちにこのスワンサービスは、18世紀ヨーロッパ磁器の頂点と称されます。
フランシス・バローの絵画がモチーフになっており、またブリュール伯爵の庭園の噴水や、“ブリュール”という名が「湿地」に由来することから「水」を
テーマにデザインされました。
モチーフの「スワン」「ガラテア」「魚」「貝」などは永遠の命を象徴し、立体的に描かれています。
オリジナルのサービスセットは2000ピースを超え、現在すべてを見ることはできませんが、エルミタージュ美術館とドレスデン陶磁美術館がその一部を所有しているそうです。
ロココ時代を美しく彩った、スワンシリーズ。
時代を超えた現在もマイセン美術の真骨頂を伝え続けています。
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